Insights

セキュリティーズ・レンディングにおける「シャープ」な視点

Are digital regulations coming into focus?

セキュリティーズ・レンディングの分散効果およびリスク調整後パフォーマンスを分析し、機関投資家にとっての示唆を提示します。
 

2024年11月

Justin mccormack

トラヴィス・ウィットモア
ステート・ストリート・アソシエイツ AI・トレーディング分析部門責任者
 

Derin aksit final

デリン・アクシット
ステート・ストリート・アソシエイツ クオンティティブ・リサーチャー

機関投資家が投資機会を評価する際には、リスク超過リターン収益およびポートフォリオ全体にもたらされる分散効果が主要な判断軸となります。本稿は、セキュリティーズ・レンディングの評価においても同様の枠組みを採用しました。

本稿では、2008年から2023年までの15年にわたる5,000件超の集計・匿名化されたセキュリティーズ・レンディング・プログラムのパフォーマンスを検証し、損失に対する過去のリターンを定量化するとともに、シャープレシオに代表されるリスク調整後リターンを算出しています。これらの指標は、異なる市場環境および地域別に分析されています。

実証分析の結果、セキュリティーズ・レンディングのリスク調整後パフォーマンスは、株式および債券といった主要なベンチマーク・インデックスを有意に上回り、市場のドローダウン局面(いわゆる危機局面)や金融環境が引締め局面においてその超過収益は拡大する傾向が確認されています。さらに、セキュリティーズ・レンディングから得られる収益は、他の主要なアセット・クラスとの相関が低い、もしくは負の相関を示しており、伝統的な資産で構成される理論的ポートフォリオに対して、分散投資効果をもたらすことが示唆されています。
 

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